令和2年 紅葉堂法会
令和2年11月18日 紅葉堂法会が勤まりました。
紅葉堂
紅葉堂は、第19世円祥上人の建てられたお堂です。
昔、この場所には大きな樅(モミ)の大木がありました。
遠方からでも見える樅の大木は皆さんから本山参りの目印にされ、樅の木の先にとまった鶴が鷺(サギ)のよう見えたというほどの、素晴らしい名木でありました。
代々の御法主方が大変大事にされた木であったのですが、段々と枯れてしまいました。
そして当時彫刻の名手であった小古曽の願誓寺の義道住職に、枯れてしまった樅の木から仏像を作ってもらい、仏様のお堂を建てました。
庭園に紅葉が多かったのでお堂は紅葉堂という名前になりました。
平成21年紅葉堂法会 法主殿のお言葉より
文政8年には、本山御影堂北のお庭にある「もみ」の木が枯れた。係の者がお庭の橋材にでもと伐採の許しを乞うた処、それもよいが、それだけだは可愛想だ。あれは南北より参る同行の目じるしで、あの木を見て、御本山の近ずいた事を知り、お念仏に力付けられて、参ってくれた仏縁の深い老木故、私は仏像を刻んで残したいと思っていると仰せられた。
伐採の日、供養法会が営まれ、終って上人は台上に登られ、老木を背にお立ちになり、背の高さに墨を入れ、願誓寺義道が立木のまま、仏像を刻んだ。その後小堂が建てられて、「紅葉堂」と名付けられた。
高田の法流より
紅葉堂のそばには第20世円禧上人の筆塚の碑や、御経塚が立てられています。
昭和55年に紅葉堂の修復工事を行っています。
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