涅槃図

大涅槃図修復完成法会

平成20年12月1日に行われた大涅槃図修復完成法会の様子です。

 

涅槃図修復事業

この涅槃図自体、非常に大きい物で老朽化が進み、年一回掛けるだけでも困難な状態になったために修復し、20年12月1日に修復が完了しました。
涅槃図自体は、3月15日の年1回掛けています。
これは、お釈迦さまのご命日の法会の「涅槃会」というの時です。
涅槃図というのは、お釈迦さまの「入滅(お亡くなりになった時の様子」を絵にしています。

 

 

修復期間は、20年5月末より20年12月までで、
修復場所は、本山境内の中にある「食堂(じきどう)」で行っておりました。
修復しているのは、表具師がしているため、安川絵師が修復しているわけではありません。


「棒軸(ぼうじく)」という物をはずしている作業です。掛け軸の上の棒を「八双(はっそう)」と言い、下の棒を「棒軸」と 言います。


全て同じ作業で、これは絵自体の彩色を保護するために行っている作業で「膠(にかわ)」を色の上に置いているところです。


高田本山所蔵『大涅槃図』修復作業の様子を掲載中(三重県表具内装組合連合会)

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