別院のご紹介

横浜別院 乗願寺

関東別院横浜出張所 乗願寺


神奈川県横浜市港南区港南6丁目10-24
TEL:045-843-1658
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寺史・沿革

慶長2年(1597)3月7日、武田玄了が起立した寺院です。

武田玄了は甲斐の武田勝頼の舎弟で武田宋女正玄了と称しましたが、京都の本願寺第12世大僧正准如上人に帰依し、釋玄了法師と号して、久良岐郡松本村に一宇を建立したのが、当時の発祥だといわれています。

当初は西本願寺に帰属し、その後高田派に付属しました。

明治5年(1872)に新築した堂宇は本堂兼庫裡で間口7間半、奥行4間半、屋根は草葺きであって、関東大震災にも被害は僅少ではありましたが、建物が風雪に耐えかね老朽化したので、昭和44年(1969)4月、本堂兼庫裡の間口7間半、奥行6間半、本堂は瓦葺きで新築しました。

しかしこの100年の間、神奈川の組長であった横浜甚行寺、笹下成就院の歴代住職が代務住職を務め、武田昇氏、武田家御一同が幾多の苦難を乗り越え護持してきました。 

平成12年(2000)10月3日、高田本山専修寺、専修寺関東別院の役員会の承認を得て、乗願寺を高田本山専修寺関東別院横浜出張所「高田山 乗願寺」と称し、高田山直轄の寺院に昇格しました。

平成14年(2002)4月、境内墓地造営を企て、同年10月、許可を所得し、桜の里「日野墓苑」を開園する事となります。

平成16年(2004)春、三友技術株式会社の設計、株式会社間組土木、株式会社小島建設施行により、鉄筋コンクリート造り3階建、総建坪300坪の本堂、客殿、浄華臺の建設が始まり、平成17年(2005)12月に落成いたしました。

また本堂内陣、浄華臺の荘厳、仏具一式は株式会社鍵屋、及び本山前西尾仏具店によるものであります。

尚、今般高田本山専修寺関東別院横浜出張所乗願寺の建立にあたり、本山専修寺、東京神奈川組内御住職、武田昇氏、武田家御一同、赤前正成氏の多大なる御尽力に感謝申し上げます。

出典 『高田本山だより』第66号